クリスマス、タイ孤児院の子どもたちへZENCHOカードを贈るプロジェクト
- Naho Kurokawa
- 2019年1月7日
- 読了時間: 6分
更新日:2020年12月22日

プロジェクトの詳細は▷こちら
|このプロジェクトについて
ミャンマーの国境近くにある、タイの孤児院(Baan Unrak)へ英語版のZENCHOカードを届けるプロジェクトを実施しました。ZENCHOカードは一人一人の名前でカードを選びます。一人ひとりへ、心よりさらに深いところへ愛を届けることができると信じています。今回は“GIFT”というテーマでカードが作られました。一人ひとりが、尊厳や輝きを取り戻す意図が込められています。
プロジェクトはとても順調に進んでいきました|
11/23~12/7日の16日間という短い期間での募集でしたが、190人ものお申し込みがありました!一人ひとり、子どもたちへ暖かく心のこもったメッセージも送ってくれました。
とても美しいカードが出来上がりました。


制作費を抑えられたので、60,000円の寄付もできるようになりました。
そのうち、30,000円は翻訳してくれた遠田光代さんが謝礼をすべて寄付にまわしてくれました。
|翻訳チームを結成
英訳は、一緒にマレーシアの青年大会にも参加した遠田さん。
そして、それを北海道で大学教授をしているJeffがネイティブチェックをしました。
デザインは、私たちの著書、EARTH GYPSY-はじまりの物語-やMIRACLEの装丁をしてくれた高橋実さん。
カードのメッセージは、私あーす・じぷしーnaho。イラストは、あーす・じぷしーmaho。
カードに使われたイラストの撮影は、カメラマンの金居誠人くん。彼とは、6年前mahoがペルーで出会いました。
印刷は、いつも細かいところまで配慮してくれる印刷会社の担当Nさん。6年前の会社員時代からの付き合いで、活動をいつも応援してくれています。
代筆は、ZENCHOカードの事務局で素晴らしい仕事をしてくれる、ボディーセラピストでもある角田さゆこさん。Youthの活動を精力的に行うひかりちゃん、今回日本語を英語に訳してくれたゆきちゃん。
この若い3人が愛を込めて丁寧に代筆してくれました。
12月17日 メッセージの代筆の様子

▷日本語のメッセージは、英語に訳します。

素敵なメッセージカードが出来上がりました


|善意は広がる
当初、私たちが届けに行くことができないので、配送をする予定でしたが、なんとこのプロジェクトを偶然知った、3人から「何か協力をさせてほしい」と連絡があり、タイまでカードを運ぶことを名乗りでてくれたのです。なんと、子どもたちへ、手渡しでカードを渡せることになりました。
カードを現地まで運んでくれるのは、久保田啓介くん。
12/22 沖縄でGOOD HOPE Fesでスピーチした直後、彼女の愛美ちゃんと一緒に、タイへ飛び立つことになりました。
もう一人は、タイ・バンコクで教員をしている、大分県出身の21歳の優。
優は、小学校の時に出会った本から、タイに孤児院を立てるという夢を持っていました。
最後に、カードのカメラ撮影をしている時に、孤児院の子どもたちを撮りに行くことを決めた金居誠人くん。会社を休んでタイまで撮影に行きます。

▷みんなでのミーティングの様子。
左上から啓介くん・愛美ちゃん・下が優。

▷カメラマンの誠人くん
|さらに、善意の輪は広がる
子どもたちへカードを渡す時は、サンタの衣装で渡そうという提案で、衣装を探していると、NPO法人チャリティーサンタという団体が、なんと衣装をかしてくれました…!チャリティーサンタさんも一番忙しい時期なのに、親切にかしてくれたのです。

この制作メンバーと、現地へ届けるメンバー、衣装を貸してくれたチェリティーサンタさん、190人の参加メンバーで構成された、最初から、最後まで愛のこもったプロジェクトとなりました。
一人ひとりの、暖かい想いだけではなく、それぞれの人生のストーリーがこのプロジェクトにはあるように感じました。私も含め、一人一人、大きい小さいはあるけど、このプロジェクトが何か新しいストーリーの起点になっているようでした。
|12/24 タイ孤児院へカードを届ける道のり
ひとつ、大きな問題がありました。BaanUnrakの孤児院の場所は、現地の人でもとても行きにくい場所だったのです。
タイ在住の優は、学校のテスト期間でみんなと一緒にカードを運ぶことはできなかったけれど、孤児院までの行き方を完璧に指示してくれました。それも、自分の生徒たちに聞き込みをして。。!教員の優だからなせた技でした。
啓介君は、堪能な英語を生かして、みんなを現地までスムーズに先導してくれました。
彼女の愛美ちゃんは、動画を撮ってくれました。子どもたちへのきめ細かい愛ある対応をしてくれました。
誠人くんは、カードを渡した瞬間や、すべての子どもたちの姿を写真に収めてくれました。
素晴らしいことに、メンバーは誰一人欠けてもダメで、一人多くても多すぎる。というパズルのピースがピッタリとはまるような、一人一人の役割が発揮された完璧なメンバーでした。
カードを届けるまでの旅路は、それぞれがブログで書いてくれるそうです。お楽しみに。
いよいよカードを届ける瞬間|
子どもたちが食堂に集まる時間、啓介君がサンタの衣装に着替え、一人一人にカードを渡します。「みんな一人一人にプレゼントがあるよ」と伝えてはいたけど、いざ、最初の子の名前が呼ばれると、名前を呼ばれると思っていなかったのか…
大歓声が上がりました!
その後も、子どもたちの名前、一人ひとりが呼ばれるたびに歓声があがり、大きな拍手が起こりました。
一人一人カードをもらったら、大きい子にカードを読んでもらったり、カードを見せ合いっこしたり、参加者からの手紙を「これは誰?」「なんて読むの?」と質問があったそうです。


わざわざ、「みんな、カードがとてもよかった。気に入ってるって言ってるよ。」といいに来てくれた子もいたそうです。
子どもたちは、とても美しい目をしています。
写真撮影 金居誠人(makoto kanai)
※子どもたちへ配慮して、転写厳禁です。
このプロジェクトは、カードを贈ったようで、私たちの方が沢山もらった、贈り物のようなプロジェクトでした。
世界中の必要な人たちへ、このカードを贈らせてほしい。ハートへ愛を届けさせてほしい。と心から願いました。
そう心から願えたことは、タイの子どもたちから私へ贈られた最大のプレゼントです。
このプロジェクトに関わってくれた、たくさんの善意へ大きな感謝をします。
世界中の全ての人へ、愛が流れ込みますように。
現地で撮影した写真はこちらから見ることができます▷こちら
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-プロジェクトチーム-
カード資金支援、子どもたちへのメッセージ:善意ある190名
メッセージ:naho
絵:MahoShono
カード翻訳:遠田さん
カード翻訳:Jeff Gayman
カードデザイン:高橋実さん
衣装提供:NPO法人チャリティーサンタ HP
事務局・メッセージ代筆:星野さゆこさん Blog
メッセージ代筆:今井ひかるさん
メッセージ代筆:岸田ゆきさん
現地までのお届け人:久保田啓介さん FB
現地までのお届け人:福井愛美さん IG
現地への案内サポート:優
撮影:金居誠人 IG
メールの英訳 toshi ando
-Special Thanks-
Isha Banerjee
Usha Raman
Lia Banerjee
カードお届け先・支援先
Baan Unrak Children’s house(HP)
We are ZENCHO CARD PROJECT (HP)
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